子育てほっとセミナー

 

講座のめざすもの

社会は急激に変化進歩しても「子育ては石器時代」といわれるほど、手をかけ時間をかけそして心もかけていかなければならない大変な仕事です。その一大事業を一人で背負わなくてはならない状況に置かれているお母さんたちがたくさんいます。
帰宅が遅い夫、遠くにいる親世代、交流の少ない隣近所。同じ子育て世代がご近所にいたらラッキーなのですが、それさえかなわず……
その上初めての子育てなら、食べ物のこと、病気のこと、しつけのこと等不安も尽きません。子どもは泣くのがあたりまえなのに、すぐ虐待?なんて言葉がきこえてきたり。
身も心も休まる時がありませんね!

お母さんって本当にすごく頑張っているんです。本当は皆からねぎらわれ、褒められるような仕事をやってのけているのです。それなのに、もっと頑張れ、あなたの責任でしょ、みたいな心ない批判を受けたりすると「私って何?」と自分を見失いそうなこともありますね。

私たちはそんなお母さん達を応援したいと考えました。
子育てをとても頑張っている皆さんに少し緊張を解いてリラックスする時間を作ってあげたい、安心して自分を出せる場所を提供したい、できれば一人で背負っている重荷を少しでもおろしていってもらいたい、そして自分にOKを出してもらいたい。そうしたらまた、大変な「子育て」に注ぐエネルギーが湧いてくる!

「子育てほっとセミナー」はそんな思いで企画されました。お母さん〈個人〉を応援する「子育て支援」です。
2011年度から始まり、今年度は2年目になります。お母さん〈個人〉のための時間を持つため託児をします。託児スタッフは“預かりきる託児”を心がけその時間がお子さんにとっても意味ある体験であることを意識しながら関わります。

 

子育て真っ最中!

 だけど「ママ」じゃない「私」もいるんだよね

 たまには「ほっと」しようよ

 

未就学児のママ向けプログラム

 経験豊富なスタッフが託児もします。

 安心して日頃の思いを話しましょう

 

       ・子育てを楽しめない私ってダメ?

     ・誰かから自分のことをほめられたのいつだっけ?

     ・夫にイクメンを期待しても全然無理だし・・・

     ・安心して話し合えるママ友ってどこで出会えるの?

どんなことをするの?

 全体で自己紹介の後、小グループに分かれて、お茶とお菓子をつまみながら一人ひとりが話す時間を持ちます。一人が話す時、他のメンバーは静かに耳を傾けます。各グループにはそれぞれ進行役(ファシリテーター)のスタッフがいて、参加者が安心して話せるよう配慮します。それからフリートークの時間。最後にグループメンバー一人ひとりに、他メンバーが一言づつ言葉をかけて終わります。

もう一度全体でまとめの話を聞いて終了です。70分程のプログラムです。

 

・2011年度実施会場(高崎市内)

     9/30岩鼻公民館 10/28榛名町社協 11/10中居集会場 2/2井野児童館

・2012年度実施会場(高崎市内)

     10/5 岩鼻公民館 10/31倉賀野児童館 11/9城東公民館 1/24中居集会場

・2013年度実施会場

     9/19岩鼻公民館(高崎市内)10/11富士見町公民館(前橋市内)10/31東公民館(前橋市内)11/28中居集会場(高崎市内)

・2014年度実施会場

     8/20利根郡 川場村社会福祉協議会9/4岩鼻公民館(高崎市内)10/7富士見町公民館(前橋市内)10/29東公民館(前橋市内)

 ・2018年度実施会場

     2019.1/16桂萱公民館(前橋市内)

 

 

受講者の感想から
      2012年度は、4会場で計36名の方が受講しました。いくつかの感想をご紹介します。

・普段なかなか言葉に出さない気持ちを、ほかの人に聞いてもらい共感してもらえて心が軽くなった

・最初は子供が人見知りで大丈夫なのか不安だったが、そんな心配は無用だったようで貴重な時間を過ごせた

・夫に話してもわかってもらえないことも同じ子育て中の母親と話すことで、悩みをわかってもらえたこと

 自分だけでないことを知り気持ちが楽になった

・お菓子とコーヒーもゆっくり楽しめたのでよかった

・前回の参加から、自分の中の子どもに対する意識が変わった

・人見知りだった子どもが人見知りをしなくなり、少しの時間だったが変化に驚いた

・子どもとの生活も楽しいですが、自分の時間も大切にしていこうと思う

 

    *この事業は「赤い羽根たすけあいの輪」づくり活動支援事業として、群馬県共同募金会の配分金で実施しています。